推古天皇の時代に淡路島に香木が流れ着いたことから、香りとは深い縁のある淡路島。江戸時代からお線香づくりが始まったことにより、現在では全国のお香やお線香の70%が淡路島産となるまでに発展しました。
そんな”香りの島” 淡路で、気軽にお香づくりを体験したり、工場の見学ができるスポットがあります!
創業100年以上の線香づくりの歴史がありながら、モダンな最新設備をお持ちの『薫寿堂』さんです。
昔ながらのお線香の姿を残しつつも、現代的な要素を取り入れたアイディアが光ります!
公募の上、一般投票で決定されたイメージキャラクター、かりんちゃんが迎えてくれます!伝統×萌えキャラのギャップが良いですね♪
施設内のショールームにも、心をぐっとつかまれるような和モダンな商品が並んでいます。
お土産にも喜ばれそうですね。
店内では、商品になっている線香を炊いているので、サンプルを嗅ぐことができるのも嬉しいサービス。
かりんちゃんグッズもありました!
萌えキャラ好きの方々も時折やってきて、かりんちゃんグッズを一通り買っていくそうです!!
さて、いよいよお香づくりがスタートです!こんな明るい雰囲気のスタッフさんが楽しく教えてくれました!!
まず、完成時のお香の色を選んだら、その色に該当するパウダーと水を乳鉢にいれ、かき混ぜます。
水と混ざると、こんな風に色が出てきます。
ある程度混ざったら、香りの種類を選びます。たくさんあって迷いました!
結局ラベンダーをチョイス。乳鉢に入れて、さらによく混ぜます。
下のようにまとまってきたら、乳鉢から取り出して手で丸めます。
粘土のような塊をのし棒でよく伸ばして、型抜きをしていきます。まるでクッキーづくりをしているかのよう♪
好きな型を選べて楽しい作業です!
余った生地でさらに型抜きしたら、段ボール板に乗せて完成☆
とっても可愛くて、プレゼントにしても喜ばれそうですね♪
お香として使えるようになるには、このような状態のまま、自宅で3~4日乾燥させる必要があります。
自分が手作りしたお香を使うのが待ち遠しいですね!
せっかくですので、施設内での工場見学もさせてもらいました!!まずは、大迫力の場面から。
銘柄別の原料と香料を調合し、1つ80kgもあるドラムを使って練り上げているところです。近くで見ると圧倒されます!!
30分ほど練り上げてから、仕上がった練り玉がこちら。
練り玉を成型機に入れ、素麺状にしています。
一番見ていて楽しい工程です。この後、端っこと真ん中が綺麗にカットされます。
成型の過程の後は、乾燥室に入れられます。
温度や湿度が管理された乾燥室。ここで、曲がっていたり折れている線香がないか、人の目で一本一本の品質チェックもされます。
乾燥して出来上がったお線香やお香は、束ねられ、箱詰めにされていきます。
機械化が進んでも、最後はこうした手作業によって完成するのですね。
こちらの工場見学も初めての貴重な体験でした。製造過程で漂う香りも楽しめますよ!!
薫寿堂さんを訪ねてみて、子どもからお年寄りまで、幅広い年齢層に安心してオススメできるスポットだと感じました。
せっかく淡路島に来たのであれば、ぜひ一度はお香やお線香の素晴らしさを体験しに訪れてみてくださいね!!
薫寿堂
HP:https://www.kunjudo.co.jp/
〒656-1521 兵庫県淡路市多賀1255-1
お問い合わせ:https://www.kunjudo.co.jp/contact/
施設営業時間 10:00~16:00
定休日:なし(年末年始休業日あり)
料金:
工場見学 無料(約15分)
お香づくり体験 500円(約40分)
匂い袋づくり体験:1,000円(約30分)
キャンドルづくり体験:1,000円~(約30分)*要予約
サービス詳細:https://www.kunjudo.co.jp/try/