大寒波の影響を受けて、全国的に寒い日が続きます。
そんな冷え冷えする天気予報が続く中、『奇跡の星の植物館』では温かい春を感じられる展示が始まりました!
明治維新150周年を記念して、「公爵の華麗なる蘭のある暮らし」がテーマになっている【淡路夢舞台ラン展2018】です!
大量の西洋文化が入ってきた明治時代。日本の園芸文化を大切にしながらも海外から入ってきた園芸を取り入れ、洋ラン栽培のさきがけとなった大隈重信に焦点が当てられています。
大隈氏の自宅にあった温室では熱帯植物や洋ランを栽培し、日本一の温室といわれて外国人にも評価されていたようです。温室内で花に囲まれた晩餐会も開かれていたとか。
「プランツギャラリー」には、鹿鳴館の華と呼ばれた貴婦人3人をイメージしてつくられた植物オブジェが立っていました。ランの飾りがついたドレスが目を引き、存在感抜群!
館内では「淡路夢舞台ランコンテスト2018」が開催されており、全部で321もの作品が応募されたそうです。その中からすべての部門を通じてグランドチャンピオンに輝いた作品がこちら!
コンテストは全部で9部門あり、各部門ごとにも1位~3位まで受賞作品があります。
受賞作品の中には面白い形のランもたくさんあるので要チェック!
コンテスト作品以外でも、面白い形のランがたくさんあります。こちらは人気のタコさん型ラン♪ ランの香り、色、形は虫との共生のために進化したものだそう。
特別展示”アフリカ・マダガスカルのラン”でも珍種のコレクションが展示されています!
こちらは「花の緑のある暮らし」スペース。前回登場した菊五郎展が続行されていますが、ボケの花が植えられるなど、全体的に少し春っぽく変化していました。
こんな梅の飾り方もオツですね!
妾16人、子ども53人を持った11代将軍徳川家斉は、園芸好きでも知られ、庶民の園芸ブームを広げるきっかけを作った人物。とりわけ大のフウラン好きであった家斉をイメージし、古典植物とフウランのコラボ展示となっています。
館内のミラクルプラネットカフェでは、明治維新”テーマにちなんで鹿鳴館時代のケーキをイメージした「Quatre-Quarts カトル・カール」が登場していました!バタークリームが使われているどこか懐かしいこちらのケーキ、ぜひご賞味あれ♪
さて、今回の展示のメインである”公爵の華麗なる蘭のある暮らし”が開催されている「フラワーショースペース」へ!
大隈重信が花に囲まれ晩餐会を行った温室をイメージしたものだそうです。百花繚乱!!
西洋の植物を取り入れつつも日本の園芸文化を大切にした大隈重信らしく、和洋折衷の展示になっています。
ゴージャスな苔玉が今年も登場!
春色の花に囲まれて、運気もアップしそうな予感もします♪
1月~2月は一年で最も寒い時期。ましてや大寒波が次々とやってくる今年は、なんとなく心身が本調子でない人も多いかもしれません。
そんな時こそ、一気に華やかで明るい世界に誘ってくれるこちらのランの展示はオススメです!!
ぜひ温室で開かれた晩餐会に足を運ぶ、優雅な公爵や貴婦人の気分に浸ってみてくださいね。
兵庫県立淡路夢舞台温室
奇跡の星の植物館
HP:http://www.kisekinohoshi.jp/
〒 656-2306 兵庫県淡路市夢舞台4番地
TEL:0799-74-1200
Fax:0799-74-1201
E-Mail:info@kisekinohoshi.jp
営業時間:10:00~18:00 (最終受付時間 17:30)
料金案内&休館日:http://www.kisekinohoshi.jp/about/facilities
【淡路夢舞台ラン展2018―公爵の華麗なる蘭のある暮らし―】
2018/1/20(土)~3/4(日)
www.kisekinohoshi.jp/exhibition/archives/9728